グローバルな視野でのワインビジネス

右 : シャトー ベイシュヴェル[フランス]ボルドー?メドック地區サンジュリアン村/1989年より共同経営
サントリーは國內で高品質なワインづくりを行うと共に、世界各國の名門ワイナリーとグローバルなワインビジネスを展開しています。
1983年にフランス?ボルドー地方の名門「シャトー ラグランジュ」の経営権を取得しました。歐米以外の企業として初のボルドーのグラン クリュ シャトー経営は、現地の伝統?習慣を尊重してあくまで品質重視のワインづくりに徹し、取得後わずか數年で評価を飛躍的に引きあげるという実績を生みました。
1988年にはドイツ?ラインガウの「ロバート ヴァイル醸造所」の経営権を取得。さらに「シャトー ベイシュヴェル」「シャトー ボーモン」の2つのシャトーと1つのネゴシアンを共同経営しています。
また、「ジョルジュ デュブッフ」「ドメーヌ バロン ド ロートシルト」「E.&J. ガロ」「フレシネ」「ローラン?ペリエ」など各國の名門ワイナリーやシャンパンハウスとも提攜し、高品質な世界のワインを日本および中國のお客さまにお屆けしています。
世界レベルの、日本最高峰ワインをつくる

サントリーの歴史はワインから始まりました。創業者の鳥井信治郎は1907年に「赤玉ポートワイン(現?赤玉スイートワイン)」を発売し、今日のサントリーの基盤を築いたのです。1936年には日本のワインぶどうの父と仰がれる川上善兵衛翁と協力し、山梨県登美の丘でぶどう園の経営を開始。この地に自家ぶどう園を有し、ヨーロッパ系のワイン専用ぶどうの栽培から醸造?熟成まで一貫したワインづくりを行うことで、日本を代表するワイン「登美」をつくりだしました。
このぶどう園が現在の「サントリー登美の丘ワイナリー」です。
ワインメーカー達の技と情熱が結実した同ワイナリーのフラッグシップである「登美1997」は、フランス?ボルドー地方で行われたワイン?スピリッツの國際コンクール「2003 レ シタデル デュ ヴァン」で日本初となる金賞を受賞。さらに「登美 赤 2014」が2019年インターナショナルワインチャレンジ(IWC)の日本ワイン部門において2年連続の金賞を受賞、「登美の丘甲州2017」が2019年デキャンタワールドワインアワード(DWWA)においてプラチナ賞を受賞するなど國際的にも高い評価を得ています。このワイナリーのワインづくりは世界的にも認められたものとなりました。
2010年には、國産ぶどう100%ワインを“日本ワイン”と位置づけ、日本ならではの味わいを追求した「登美の丘ワイナリー」シリーズと「ジャパンプレミアム」シリーズを発売、2017年には「塩尻ワイナリー」シリーズを発売し、ご好評をいただいています。
また、サントリーはワイン市場を拡大するリーディングカンパニーとして、日常的に楽しめる「デリカメゾン」や、お客様の安心?安全、健康志向にお応えする、「酸化防止剤無添加のおいしいワイン?!?、新たな価値訴求でトライアルを喚起する「バルで飲んだサングリア」など積極的な提案を続けています。

中央 : 塩尻ワイナリーシリーズ 「巖垂原メルロ」 「マスカット?ベーリーA ミズナラ樽熟成」
右 : ジャパンプレミアムシリーズ 「マスカット?ベーリーA」 「甲州」